ケルセチンと子宮頸癌: 広範囲な展望
Quercetin and cervical cancer: a view of great scope
- 出典:
- Medicinal Chemistry Research
- 2020
- 29
- 1923–1934
- DOI:
- 10.1007/s00044-020-02622-4
- 要旨:
- ケルセチンの抗子宮頸癌作用に関する総説。子宮頸癌患者の9割は低~中収入国に集中しており、衛生状態の悪さと予防策の欠如とを反映している。ケルセチンは植物由来成分であり、衛生と予防レベルの向上が期待できる有益な性質を数多く持つ。このような立場から、子宮頸癌細胞株の増殖・成長・生存・遊走へのケルセチンの阻害作用を論じている。