ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

表面を機能化したナノ粒子が形成する蛋白質コロナの調製・物性評価・相互作用・ケルセチンの制御放出

Fabrication, Characterization, Interactions, and Controlled Release of Quercetin by Surface-Functionalized Nanoparticle-Protein Corona

要旨:
デンプンナノ粒子の表面をアミンもしくはカルボン酸で修飾した後、ケルセチンを担持した。比較用に表面修飾しないナノ粒子にも、ケルセチンを担持した。それぞれのケルセチンを担持したナノ粒子は、消化酵素(ペプシンもしくはトリプシン)と蛋白質コロナを形成した。アミン修飾したナノ粒子由来の蛋白質コロナからのケルセチンの放出は、表面修飾しない場合と比べて遅くなり、徐放性を獲得した。