胃内滞留性を有するケルセチンの薬物送達システムの開発と評価: 糖尿病療法の有効性を高める新たなアプローチ
Development and Evaluation of Gastroretentive Drug Delivery System for Quercetin: A Novel Approach for Enhancing Efficacy in Antidiabetic Therapy
- 要旨:
- 胃内滞留性を有するケルセチンのDDSを実現すべく、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを基盤とする浮遊性マトリックス錠を設計した。得られたケルセチン製剤は、最大12時間の浮遊持続時間を達成して、胃内滞留時間を延長した。ケルセチンの放出速度は0次であった。以上の結果は、ケルセチンのバイオアベイラビリティの向上と、糖尿病療法の有効性が期待できる。