ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

活性酸素種・ホルモンシグナル伝達・デンプンの加水分解をフェニルプロパノイド依存的に調節して、ケルセチンはトマト種子の発芽を促進する

Quercetin Enhances Tomato Seed Germination via Phenylpropanoid-Dependent Regulation of ROS, Hormone Signaling, and Starch Hydrolysis

著作名:
Yu Zhang
Yuxian Xia
出典:
Plant Physiology and Biochemistry
2025
230
110590
DOI:
10.1016/j.plaphy.2025.110590
キーワード:
SlPAL5
SlF3H
ケルセチン
トマト種子
発芽
フェニルプロパノイド経路
植物実験
要旨:
RNAシーケンスの結果、発芽に深く関連する遺伝子はSlPAL5とSlF3Hであった。これらが過剰発現したトマトの種子は、ケルセチンの蓄積が上昇して、発芽を促進した。ケルセチンはフェニルプロパノイド経路の代謝物として、トマト種子における活性酸素種を除去し、植物ホルモンのシグナル伝達とデンプンの加水分解を調節した。