ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

トマト種子のルチン処理は、ジャスモン酸依存性の長期に渡って持続するプライミングにて草食動物に抵抗する

Treating tomato seeds with rutin generates jasmonate-dependent long-persisting priming of broadspectrum resistance to herbivores

要旨:
トマト種子のルチン処理は、毛虫・コナジラミ・ハダニに抵抗するプライミング状態を誘導した。このプライミングは少なくとも8週間持続し、トマト種子中のジャスモン酸の蓄積と関連しており、ジャスモン酸シグナル伝達経路に依存していた。また、ジャスモン酸生合成遺伝子を過剰発現したトマト種子にも、同様のプライミング誘導を確認した。