ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アーモンド由来β-グルコシダーゼを用いて、トマトの副産物に含まれるルチンをケルセチンへ変換する

Biotransformation from rutin to quercetin in tomato by-products using Almond β-Glucosidase

著作名:
Jared Mauricio López-Téllez
María del Pilar Cañizares-Macías
出典:
Biochemical Engineering Journal
2026
226
109955
DOI:
10.1016/j.bej.2025.109955
キーワード:
β-グルコシダーゼ
固定化
ルチン
ケルセチン
要旨:
ルチンをケルセチンへの加水分解における、β-グルコシダーゼの固定化の影響を検証した。固定化しない際の変換率は49.14±2.63%であったが、固定化により55.22±1.90%に向上した。トマト加工における副産物である皮や種の抽出物を固定化したβ-グルコシダーゼで処理すると、ケルセチン含量が32%高まり、抗酸化能は18%向上した。