筋肉機能と抗酸化能の強化を基盤とする、ケルセチンの抗疲労効果
Anti-fatigue effect of quercetin on enhancing muscle function and antioxidant capacity
- 出典:
- Journal of Food Biochemistry
- 2021
- 45
- e13968
- DOI:
- 10.1111/jfbc.13968
- 要旨:
- ケルセチンの抗疲労効果を、マウスを用いて検証した。ケルセチンを6週間投与したマウスと、投与しないマウスとをそれぞれ泳がせたところ、投与群の方が早い所要時間であった。投与群は非投与群と比べて、血中の乳酸、窒素、乳酸脱水素酵素が有意に低下し、クレアチンキナーゼの活性が顕著に低下し、GPxとカタラーゼは増大した。ケルセチンはまた、筋肉の損傷と炎症、筋ミトコンドリアの脂肪酸β酸化の調節因子のmRNA発現にも影響を及ぼした。