ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

CEBPB-HMGA1の相互作用の阻害・TNF-α産生の抑制・細胞外マトリックス分解の減少にて、ケルセチンは椎間板変性症を軽減する

Quercetin alleviates intervertebral disc degeneration by disrupting CEBPB-HMGA1 interaction to suppress TNFA production and reduce ECM degradation

著作名:
Ming Liu
Xiaozong Duan
Chaoju Lou
出典:
International Immunopharmacology
2025
167
115654
DOI:
10.1016/j.intimp.2025.115654
キーワード:
椎間板変性症
ラット
ケルセチン
細胞外マトリックス
髄核細胞
動物実験
RAW264.7
CEBPB/HMGA1
TNF-α
要旨:
Vivo: 穿刺で惹起した椎間板変性症のモデルラットにケルセチンを投与すると、細胞外マトリックスの分解と髄核細胞のアポトーシスを抑制して、症状を改善した。Vitro: RAW264.7をリポ多糖で刺激して、椎間板変性症におけるマクロファージのM1極性化をシミュレーションした。ケルセチンの投与はCEBPBの発現を阻害するため、HMGA1との相互作用が減少し、結果として下流にあるTNF-αの核移行を抑制した。