ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

標的はアレルギー性鼻炎: 架橋したカルボキシメチルキトサン(CMC)ナノ複合体によるケルセチンとペリリルアルコールの鼻腔内送達は、バイオアベイラビリティを改善して症状を緩和する

Targeting Allergic Rhinitis: Intranasal Delivery of Quercetin and Perillyl Alcohol Crosslinked with CMC Nanocomposites Improves Bioavailability and Alleviates Symptoms

要旨:
ケルセチンとペリリルアルコールをカルボキシメチルキトサン(CMC)のナノ複合マトリックスに封入して、鼻腔内送達システムを設計した。封入効率はケルセチンが96.75%、ペリリルアルコールが97%であった。溶血試験の結果、得られたナノ製剤による溶血は5%以下であり、優れた生体適合性を有していた。アレルギー性鼻炎のモデルマウスにナノ製剤を点鼻すると、アレルギー症状を軽減し、鼻洗浄液中のヒスタミン・サイトカイン・炎症細胞を顕著に減少した。