ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

脊髄損傷後の神経障害性疼痛を調節する、チトクロームP450ファミリー1サブファミリーBメンバー1(CYP1B1)とケルセチンの役割

Exploring the role of cytochrome P450 family 1 subfamily B member 1 and quercetin in modulating neuropathic pain after spinal cord injury

要旨:
脊髄損傷の遺伝子情報を基にするネットワーク薬理学解析の結果、鍵となる3種の遺伝子(GPD1L・EPHX2・CYP1B1)を特定した。脊髄損傷のモデルマウスにおいても、発症後の脊髄線維芽細胞にてCYP1B1の発現の増加を確認した。ケルセチンの投与はCYP1B1の発現を減少して、疼痛閾値を指標とする神経障害性疼痛を改善した。