ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マイクロ波で合成したプレニル化したルチン誘導体の抗癌活性

Integrated in silico and in vitro study of microwave-synthesized prenylated rutin derivatives for anticancer activity

要旨:
保護したケルセチン(ルチンの加水分解で得ている)の5位のフェノールをプレニル化した後、マイクロ波の照射下でClaisen転位を行い、C-プレニル体3種を合成した。子宮頸癌細胞株HeLaにおけるIC50値は17.56, 23.65, 17.32 μMであり、シスプラチンの41.25 μMを凌駕した。乳癌細胞株HCC1954では4.76, 18.89, 7.58 μMであり、シスプラチンの21.27 μMを上回った。