ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットの高ショ糖摂取に起因する胸部大動脈における酸化ストレスとチオレドキシン-1の変化は、ケルセチンが軽減する

Quercetin Administration Mitigated Oxidative Stress And The Alterations In Thioredoxin-1 Levels Caused By High Sucrose Intake In Rat Thoracic Aortas

著作名:
Ayça Bilginoğlu Topcu
出典:
Turkish Journal of Agriculture - Food Science and Technology
2025
13
3321–3327
DOI:
10.24925/turjaf.v13i11.3321-3327.8028
キーワード:
ショ糖
ラット
メタボリックシンドローム
ケルセチン
胸部大動脈
抗酸化作用
動物実験
要旨:
飲料水を32%ショ糖水に置換えて、20週間飼育したラットはメタボリックシンドロームを呈した。すなわち、血中の総コレステロール・LDL・中性脂肪が増加し、HDLは顕著に減少した。特に胸部大動脈においては、マロンジアルデヒドが上昇し、SOD・GPx・カタラーゼ・総チオール・チオレドキシン-1は減少した。ケルセチンの投与は、この様な異常を改善して、抗酸化作用によりメタボリックシンドロームを改善した。