ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは精子中のmiR-151a-5pと精巣のCep72遺伝子発現を調節して、ニコチンが誘発した精子形成障害を改善する

Quercetin ameliorates nicotine-induced spermatogenesis damage via modulation of sperm miR-151a-5p and testicular Cep72 gene expression

要旨:
ニコチンを投与したマウスは、血中のテストステロンと黄体形成ホルモンが顕著に減少し、エストラジオールは上昇した。ニコチンは精巣組織に酸化ストレスをもたらし、セロトリ細胞およびライディッヒ細胞中のアンドロゲン受容体を減少して、精子形成の不全を示唆した。しかし、ケルセチンの共投与はこの様な異常を改善して、ニコチンの悪影響を軽減した。ケルセチンは精子中のmiR‑151a‑5pを減少し、ニコチンが減少した精巣組織におけるCep72の遺伝子発現を回復した。