ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アスタキサンチンとケルセチンはクロラムフェニコールが誘発した肝毒性を軽減する

Mitigating Chloramphenicol induced liver toxicity by exploring the therapeutic potential of Astaxanthin and Quercetin

要旨:
クロラムフェニコールは幅広い抗菌スペクトルを有する抗生物質であるが、強い肝毒性ゆえに臨床的な使用には制限がある。クロラムフェニコールで刺激したHepG2細胞は、活性酸素種が上昇し、ミトコンドリア関連遺伝子の内NRF1・SOD2・UCP2が上昇し、SURF1とTFAMは低減した。アスタキサンチンもしくはケルセチンの投与はこの様な異常を全て逆転して、クロラムフェニコールがもたらした肝毒性の低減を示唆した。