ケルセチンはラットのMMP-9発現を低下し、M2型マクロファージの活性を高めて、アテローム性動脈硬化症におけるプラークを安定化する
Quercetin Stabilizes Atherosclerotic Plaques by Reducing Matrix Metalloproteinase-9 Expression and Enhancing M2 Macrophage Activity in Wistar Rats
- 出典:
- The Indonesian Biomedical Journal
- 2025
- 17
- 465-474
- DOI:
- 10.18585/inabj.v17i5.3790
- 要旨:
- 高脂肪食と血管内皮の損傷にて、アテローム性動脈硬化症におけるプラーク形成のラットモデルを確立した。ケルセチンの投与は、左総頸動脈におけるMMP-9の発現とマクロファージのM1/M2比を対照と比べて顕著に低減し、左総頸動脈の内膜の厚みを用量依存的に減少した。以上の結果は、ケルセチンによるプラークの安定化を示唆した。