ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはin vitroで悪性黒色腫細胞B16の増殖を阻害し、アポトーシスを誘導する

Quercetin Inhibits Proliferation and Induces Apoptosis of B16 Melanoma Cells In Vitro

著作名:
Farrah Soll
Christina Ternent
Isabella M. Berry
Dunesh Kumari
Tyler C. Moore
出典:
ASSAY and Drug Development Technologies
2020
18
261-268
DOI:
10.1089/adt.2020.993
キーワード:
悪性黒色腫
B16
ケルセチン
エトポシド
S期
G2/M期
subG1
要旨:
悪性黒色腫細胞B16にケルセチンを濃度50 μg/mLで作用させると、6~48時間で75%の細胞が死滅した。この結果は、既存薬エトポシドとほぼ同等である。B16の増殖阻害作用に関しては、ケルセチンの方がエトポシドより優れていた。細胞周期チェックポイントのSおよびG2/M期にて、ケルセチンが細胞を減少させた現象は、subG1の増大が示唆された。