ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肝細胞癌におけるmiRNAを介したKDR遺伝子制御と、ヤナギタデ由来の天然物VEGFR2阻害剤のコンピューター解析

Computational analysis of miRNA mediated KDR gene regulation and natural VEGFR2 inhibitors from Persicaria hydropiper in hepatocellular carcinoma

要旨:
肝細胞癌の増殖には血管新生が必須であり、血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)は創薬における重要な標的蛋白質である。複数のin silicoツールを用いて、VEGFR2をコードするKDR遺伝子を下方調節するマイクロRNAを探索したところ、miR-17-3pを同定した。また、ヤナギタデ(Persicaria hydropiper)の成分113化合物を対象に、分子ドッキングにてVEGFR2阻害物質を探索した結果、6-ヒドロキシルテオリンとイソラムネチンがヒットした。