ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの活性を高める: ナノリポソームによる送達にて高地肺水腫を治療する

Enhancing Quercetin’s Potential: A Nanoliposome Delivery System for High Altitude Pulmonary Edema

要旨:
フリーのケルセチンとケルセチンを含むナノリポソームの薬物動態の違いを、ラットを用いて比較した。ナノリポソーム化は、ケルセチンの最大血中濃度を0.37から0.585 μg/mLに向上し、血中濃度時間曲線下面積(AUC)は3.482から6.173 h·μg/mLに向上した。高地肺水腫のモデルマウスにケルセチンを含むナノリポソームを投与すると、肺中の水分と死亡率を対照と比べて顕著に減少した。