ケルセチンとルチンは、in vitroで抗アミロイド形成作用と原線維分解作用を示し、APPswe細胞では強力な抗酸化作用を示す
Quercetin and rutin exhibit antiamyloidogenic and fibril-disaggregating effects in vitro and potent antioxidant activity in APPswe cells
- 出典:
- Life Sciences
- 2011
- 89
- 939-945
- DOI:
- 10.1016/j.lfs.2011.09.023
- 要旨:
- ケルセチンとルチンはどちらも、アミロイドβの線維化を阻害し、線維化されたアミロイドβは分解した。ルチンは、β-セクレターゼの活性を顕著に低下した。早期発症型家族性アルツハイマー病のモデルとして、アミロイドβ産出の増強を促進するAPPスウェーデン突然変異(APPswe)を過剰発現する細胞系を用いた。APPswe細胞に過酸化水素で刺激した際に、ケルセチンとルチンは、生成する活性酸素をほぼ完全に除去した。