リポ多糖が誘発する264.7細胞の炎症への、ルチンの抗炎症効果と用量との関係
Dose-effect relationship on anti-inflammatory activity on LPS induced raw 264.7 cells and antioxidant activity of rutin in vitro
- 出典:
- Acta Poloniae Pharmaceutica - Drug Research
- 2019
- 76
- 511-522
- DOI:
- 10.32383/appdr/102677
- 要旨:
- RAW 264.7細胞をリポ多糖で刺激した際の、ルチンの抗炎症作用とラジカル消去作用を検証した。前者は、細胞内の一酸化窒素・TNF-α・IL-1β・IL-6の各濃度を指標とした。5, 10, 20, 50, 100 µMのいずれのルチン濃度でも抗炎症作用を示したが、50および100 µMが特に顕著であった。ラジカル消去作用に関しては、BTHより強く、ビタミンCと同等という結果を得た。