ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

回腸炎および大腸炎のモデル実験において、粘膜はルチン貯蔵機能を発揮して、抗炎症活性を拡張する

The small intestinal mucosa acts as a rutin reservoir to extend flavonoid anti-inflammatory activity in experimental ileitis and colitis

要旨:
トリニトロベンゼンスルホン酸で惹起した、回腸炎および大腸炎のモデルラットにて、ルチンは顕著な抗炎症作用を示したが、ケルセチンにはほとんど効果がなかった。この不一致を説明するために、粘膜中のフラボノイドレベルを測定した。その結果、抗炎症活性は、回腸粘膜のルチン濃度と相関することを見出した。