新しい治療用ハーブ薬HM0601とその活性成分ルチンは、肥満細胞で強力な抗増殖活性を発揮する
The new therapeutic herbal drug HM0601 and its bioactive compound rutin exert potent antiproliferative activities in mast cells
- 出典:
- Fundamental & Clinical Pharmacology
- 2018
- 32
- 279-287
- DOI:
- 10.1111/fcp.12350
- 要旨:
- ニラおよびクコを起源とする健康食品HM0601は、ルチンを豊富に含んでいる。胸腺間質性リンホポエチン(TSLP、造血サイトカインの一種)で刺激したヒト由来マスト細胞株HMC-1(肥満細胞)にHM0601もしくはルチンを作用すると、細胞増殖を抑制したが、細胞毒性は認めなかった。HM0601もしくはルチンは、IL-13とBcl2の発現を大幅に低下し、TSLPによって損なったp53レベルとカスパーゼ-3活性を回復した。