ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

エストロゲン受容体αを介するSTAT3シグナル伝達を阻害して、ケルセチンは子宮内膜癌幹細胞を抑制する

Quercetin suppresses endometrial cancer stem cells via ERα-mediated inhibition of STAT3 signaling

著作名:
Ou Tang
Ling Yang
Zhenyu Cheng
Anchun Xu
Tao Ma
Mengxi Jiang
出典:
Discover Oncology
2025
16
2053
DOI:
10.1007/s12672-025-03863-8
キーワード:
子宮内膜癌
EMN8
EMN21
ケルセチン
Oct4
エストロゲン受容体α
STAT3
要旨:
子宮内膜癌細胞株EMN8およびEMN21にケルセチンを投与すると、球体の形成と維持を阻害し、同時に幹細胞マーカーであるOct4の発現を下方調節した。また、エストロゲン受容体αがケルセチンの阻害作用に重要であった。ケルセチンはSTAT3とJAK2のリン酸化を抑制した結果、下流に存在するOct4の転写活性を阻害した。