ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パラセタモールが誘発した肝毒性の保護戦略としての、ルチンを含むデキストランセレンナノ粒子

Rutin-Loaded Dextran Selenium Nanoparticles as a Protective Strategy Against Paracetamol-Induced Hepatotoxicity

要旨:
デキストランを安定剤に用いて、ルチンをセレンナノ粒子に担持した。得られたナノ粒子製剤の粒径は177.1±1.01 nm、ゼータ電位は+26.07±0.87 mV、ルチンの封入効率は92±1.13%であった。ナノ粒子製剤は、72時間でルチンを91.03%放出する徐放性を示した。パラセタモールで惹起した肝毒性のモデルラットにナノ粒子製剤を投与すると、酸化ストレスを軽減し、炎症サイトカインを減少して肝保護作用を示した。