ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

インスリン抵抗性の肝細胞にてルチンはIRS/PI3K/aktシグナル伝達経路を調節して、糖新生を阻害しグリコーゲンの合成を増加する

Rutin inhibits hepatic gluconeogenesis and increases glycogen synthesis through the IRS/PI3K/akt signaling pathway in insulin resistant hepatocytes

著作名:
Qiu-Hong Li
Ming-Xing Lu
Yu-Han Feng
Mao Zhao
Ting-Dan Mo
Wen-Wen Jiang
Xia Zhang
Lu Wang
出典:
Journal of Asian Natural Products Research
2025
27
in press
DOI:
10.1080/10286020.2025.2577900
キーワード:
インスリン抵抗性
肝細胞
HepG2
ルチン
IRS/PI3K/AKT
要旨:
肝細胞HepG2をグルコサミンで刺激して、インスリン抵抗性の細胞シミュレーションとした。ルチンの投与はグルコースの消費と細胞取込みを顕著に増加して、インスリン抵抗性の改善を示唆した。ルチンはIRS-1・IRS-2・PI3K・リン酸化したAKT・リン酸化したGSK3β・リン酸化したFOXO1を増加し、リン酸化したIRS-1・リン酸化したGS・PEPCK・G6Pアーゼを減少した。よって、ルチンはIRS/PI3K/AKT経路の調節にて、糖新生を阻害し、グリコーゲン合成を促進した。