ケルセチンは腸内細菌叢とトリプトファン代謝を調節して、潰瘍性大腸炎を緩和する
Quercetin alleviates ulcerative colitis via regulating gut microbiota and tryptophan metabolism
- 著作名：
- Man Xiong
- Wenli Kuang
- Zhenyang Liu
- Ruoyi Tong
- Xu Deng
- Nan Wang
- Xingzhi Wan
- Mengyuan Feng
- Yan Luo
- Bin Zhang
- Zhaofu Zhang
- Fanghao Zheng
- 出典：
- mSystems
- 2025
- 10
- in press
- DOI：
- 10.1128/msystems.00703-25
- 要旨：
- デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)で惹起した潰瘍性大腸炎のモデルマウスにケルセチンを投与すると、体重減少を抑制し、病態スコアを改善した。ケルセチンは腸内のIL-6・TNF-α・IL-1βを低減して炎症を軽減すると同時に、クローディン-1とオクルディンを増加してバリア機能を強化した。ケルセチンはまた、Firmicutes/Bacteroidota比を正常化して腸内細菌叢を整え、腸内のインドール酢酸を増大してトリプトファン代謝を活性化した。