ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

キサンタンガム・グアーガム・ハロイサイトナノチューブから成るpH感受性ヒドロゲルナノ複合体の合成と、ケルセチンの制御放出

Synthesis of Xanthan Gum/Guar Gum/Halloysite Nanotubes pH-sensitive Hydrogel nanocomposite for Controlled Release of Quercetin

著作名:
Negin Nazifi
Mehrab Pourmadadi
Ali Maleki
Majid Abdouss
出典:
Carbohydrate Polymer Technologies and Applications
2025
12
101060
DOI:
10.1016/j.carpta.2025.101060
キーワード:
ケルセチン
キサンタンガム
グアーガム
ハロイサイトナノチューブ
pH応答性
肺癌
HepG2
アポトーシス
要旨:
肺癌にケルセチンを送達すべく、キャリアーを新規に設計した。キサンタンガム・グアーガム・ハロイサイトナノチューブから成るキャリアーにケルセチンを封じ込めた。ハロイサイトナノチューブは、ケルセチンの封入効率を70.50%から84.75%に向上した。得られたナノ製剤は、一般的な生体条件であるpH 7.4に比べて腫瘍微小環境のpH 5.4にてケルセチンを有意に放出してpH応答性を示した。ナノ製剤は、ヒト由来肺癌細胞株HepG2にアポトーシスを誘導した。