ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

幼少期のストレスが誘発したマウスの不安とうつ病は、イソラムネチンが軽減する: 神経炎症の調節およびSirt1/NF-κBシグナル伝達に関する知見

Isorhamnetin Alleviates Early-Life Stress-Induced Anxiety and Depression in Male Mice: Neuroinflammatory Modulation and Sirt1/NF-κB Signaling Insights

要旨:
生後2~21日目に1日4時間母親から隔離したマウスに、生後61日目から4週間イソラムネチンを投与した。イソラムネチンは用量依存的に、オープンフィールド試験・高架式十字迷路試験・強制水泳試験のスコアを改善して、不安およびうつ様行動を減少した。イソラムネチンは海馬中のSirt1の発現を上方調節しNF-κBの発現は下方調節して、炎症サイトカインを軽減した。ゆえに、Sirt1/NF-κBシグナル伝達の調節に基づき、抗炎症作用を発揮した。