ホウ酸とケルセチンは、ヒトSH-SY5Y細胞および卵漿尿膜モデルにパラコートが誘発した神経毒性と刺激を軽減する
Boric acid and quercetin supplementations alleviated paraquat-induced neurotoxic and irritation effects in human SH-SY5Y cells and in ovo models
- 出典:
- BMC Complementary Medicine and Therapies
- 2025
- 25
- in press
- DOI:
- 10.1186/s12906-025-05199-w
- 要旨:
- パラコートで刺激したSH-SY5Y細胞は活性酸素種が上昇し、ミトコンドリア膜電位を低下し、アポトーシスおよび炎症遺伝子の発現が上昇し、DNAの断片化を誘発した。この様な異常は、ホウ酸もしくはケルセチンの投与で改善したが、両者の組合せは更に良好な結果となった。鶏卵漿尿膜法(鶏卵の漿尿膜を用いて眼刺激性を評価する動物実験の代替)においても、パラコートが惹起した刺激性を軽減した最適条件は、ホウ酸とケルセチンとの組合せであった。