甲状腺癌におけるS1PR1の標的化: 機能の特徴付けと、プロテアソームを介したケルセチンによる抑制
Targeting S1PR1 in Thyroid Cancer: Functional Characterization and Proteasome-Mediated Suppression by Quercetin
- 出典：
- Molecular Carcinogenesis
- 2026
- 65
- in press
- DOI：
- 10.1002/mc.70069
- 要旨：
- スフィンゴシン-1-リン酸受容体1(Sphingosine-1-phosphate receptor 1, S1PR1)は甲状腺癌の組織に発現しているが、その役割は不明であった。S1PR1をノックアウトした甲状腺癌細胞は、コロニー形成・細胞遊走・浸潤を抑制して、S1PR1は甲状腺癌の標的であることを示唆した。甲状腺癌細胞を用いてS1PR1を減少する抗癌物質をスクリーニングしたところ、ケルセチンが最も良好な結果であった。