ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは抗炎症作用により、AOM/DSSが誘発したマウスの結腸発癌を抑制する

Quercetin Suppresses AOM/DSS-Induced Colon Carcinogenesis through Its Anti-Inflammation Effects in Mice

著作名:
Rui Lin
Meiyu Piao
Yan Song
Chunyan Liu
出典:
Journal of Immunology Research
2020
2020
9242601
DOI:
10.1155/2020/9242601
キーワード:
マウス
結腸癌
ケルセチン
抗酸化作用
抗炎症作用
動物実験
要旨:
アゾキシメタンとデキストラン硫酸ナトリウムで惹起したマウスの結腸癌を、ケルセチンが効果的に緩和した。ケルセチンを投与すると、結腸に見られる腫瘍の数と大きさが顕著に減少した。また、ケルセチンは酸化ストレスの諸指標(LPO・一酸化窒素・SOD・G6PD・GSH)を減少させた他、2-ヒドロキシ酪酸・2-アミノ酪酸・2-ケト酪酸・内因性カンナビノイド・スフィングアミンも減少させた。