前立腺癌患者おける、緑茶ポリフェノールとケルセチンの血中および前立腺組織濃度を評価する前向き無作為化試験
Prospective randomized trial evaluating blood and prostate tissue concentrations of green tea polyphenols and quercetin in men with prostate cancer
- 著作名:
- Susanne M. Henning
- Piwen Wang
- Ru-Po Lee
- Amy Trang
- George Husari
- Jieping Yang
- Emma M. Grojean
- Austin Ly
- Mark Hsu
- David Heber
- Tristan Grogan
- Zhaoping Li
- William J. Aronson
- 出典:
- Food & Function
- 2020
- 11
- 4114-4122
- DOI:
- 10.1039/D0FO00565G
- 要旨:
- 前立腺癌患者31名を対象とする、緑茶ポリフェノールの挙動とケルセチンとの関係を調査した臨床研究。ランダムに2群に分け、緑茶抽出物(1日1 g、830 mgのポリフェノール相当)+ケルセチン800 mgの服用群と、緑茶抽出物(同上)+プラセボの服用群とした。前立腺摘出手術前の4週間が、服用期間である。緑茶抽出物+ケルセチン群は、緑茶抽出物+プラセボ群と比べて、血中のエピカテキンガレート濃度が高い傾向にあった。前立腺組織中での、総ポリフェノール量およびメチル化活性には、両群間で顕著な差を認めなかった。また、肝毒性も認めなかった。