心臓が標的のケルセチンを担持したPLGAナノ粒子はNrf2/HO-1経路を活性化して、ドキソルビシンがマウスに誘発した心毒性を軽減する
Cardiac-Targeted Quercetin-Loaded PLGA Nanoparticles Attenuate Doxorubicin-Induced Cardiotoxicity via Nrf2/HO-1 Pathway Activation in Mice
- 出典:
- Journal of Applied Toxicology
- 2026
- 46
- in press
- DOI:
- 10.1002/jat.70044
- 要旨:
- 心組織にケルセチンを標的送達すべく、心臓を認識するノナぺプチドが結合したPLGAナノ粒子に担持した。得られたナノ粒子製剤の粒径は150.7 nmで、ゼータ電位は−27.85 mVであった。ドキソルビシンで惹起した心毒性のモデルマウスにナノ粒子製剤を投与すると、対照やフリーのケルセチンと比べて顕著に、血中のトロポニンIとMB型クレアチンキナーゼを低減した。