ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

慢性および急性トラマドール中毒における、発作・炎症パラメーター・酸化ストレスに対するケルセチンの効果

The effects of quercetin on seizure, inflammation parameters and oxidative stress in acute on chronic tramadol intoxication

要旨:
オピオイド系鎮痛薬トラマドール25 mg/kgを14日間ラットに投与して慢性中毒を惹起した後、50 mg/kgの投与で急性中毒を惹起した。ケルセチンの同時投与は、ヘモグロビンレベルの低下と血小板数の増加をもたらしたが、発作と重症度の緩和には効果がなかった。また、急性中毒としてASTが大幅に上昇したが、ケルセチンで対照群までレベルを下げることは出来なかった。