ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

アロキサンで誘発した糖尿病ラットへの、チェリモヤ葉とルチンの血糖降下作用

Antihyperglycemic Activity of the Leaves from Annona cherimola Miller and Rutin on Alloxan-induced Diabetic Rats

要旨:
チェリモヤ(メキシコの伝統医療に用いられる、バンレイシ科の植物)葉のエタノール抽出物の主成分は、ルチンであった。アロキサンで惹起したII型糖尿病モデルラットを用いて、同抽出物とルチンのそれぞれの薬効を評価した。抽出物は、食後血糖値を331.5 mg/dLから149.2 mg/dLに軽減した。ルチンでは、150.0 mg/dLの血糖値となる最大の効果を示したのが、食後4時間であった。