II型糖尿病ラットモデルにおけるインスリンシグナル伝達経路の調節因子としてのイソラムネチンの役割への新しい洞察: 分子的および計算的アプローチ
New insight into the role of isorhamnetin as a regulator of insulin signaling pathway in type 2 diabetes mellitus rat model: Molecular and computational approach
- 出典:
- Biomedicine & Pharmacotherapy
- 2021
- 135
- 111176
- DOI:
- 10.1016/j.biopha.2020.111176
- 要旨:
- ストレプトゾトシンおよび高脂肪食で惹起したII型糖尿病モデルラットにイソラムネチンを投与すると、インスリン抵抗性を改善した。その際、筋原繊維と脂肪組織と病変が復元した。イソラムネチンはmTORとIGF1-Rを下方調節し、AKT2をコードするmRNAの発現とを促進した。また、骨格筋と脂肪の両組織にて、マイクロRNA(miR-1および3163)の発現を促進した。