3T3-L1細胞および高脂肪食を与えたマウスにおける、ルチンによる脂質生成の抑制
Anti-adipogenic activity of rutin in 3T3-L1 cells and mice fed with high-fat diet
- 出典:
- BioFactors
- 2006
- 26
- 273-281
- DOI:
- 10.1002/biof.5520260405
- 要旨:
- 種々のポリフェノール類を用いて、3T3-L1細胞の脂肪細胞への分化阻害作用をスクリーニングしたところ、ルチンが最も強い活性を示した。分化誘導期においてルチンは、グリセロール-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(脂質生成の重要な酵素)を減少させた。ルチンはまた、脂質生成における転写因子のmRNAの発現を下方調節した。ルチンによる転写因子の発現抑制は、vitroのみならず、高脂肪食で惹起した肥満マウスでも確認した。