ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ゼラチン/ジアルデヒドセルロース複合フィルムにおけるケルセチンの取込み・放出特性・抗菌活性に及ぼす溶媒の影響: 比較研究

Solvent Effects on Quercetin Incorporation, Release Behavior, and Antibacterial Efficacy in Gelatin/Dialdehyde Cellulose Composite Films: A Comparative Study

要旨:
ゼラチン/ジアルデヒドセルロース系フィルムにケルセチンを分散させる媒体として、DMSOとエタノールを比較した。すなわち、2通りの手段でケルセチンを含むフィルムを調製したが、不揮発性のDMSOはフィルムに4~6%残存し、揮発性のエタノールは加工中に蒸発した。DMSOを含むフィルム中にてケルセチンは均一に分散して、抗菌活性(黄色ブドウ球菌および大腸菌)がフリーの状態に比べて向上した。一方、エタノールを用いた場合は、蒸発によりフィルム中でケルセチンが凝集して放出を妨げた。その結果、抗菌活性はフリーの状態よりも低下した。