ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

CD36を標的とする肝細胞のフェロトーシスを抑制して、ルチンは肝組織の虚血再灌流傷害を改善する

Rutin ameliorates hepatic ischemia-reperfusion injury by targeting CD36 to suppress hepatocyte ferroptosis

要旨:
CD36は脂肪酸輸送酵素であるが、多くの肝疾患の原因となる。肝細胞特異的にCD36をノックアウトしたマウスでは、肝組織の虚血再灌流傷害を軽減した。同様にCD36をサイレシングした肝細胞では、低酸素再酸素化によるフェロトーシスが減少した。肝疾患に有効な生薬の構成成分からCD36の阻害物質を探索したところ、ルチンが最も強い阻害活性を示した。。CD36のノックアウトと同様に、ルチンの投与は肝フェロトーシスを抑制して、マウスの虚血再灌流傷害を軽減した。ルチンはCD36のプロモーター部位にHNF4αを結合して、CD36の転写を阻害した。