ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メタボロミクス解析とトランスクリプトーム解析との統合が明らかにした、ブドウの炭疽病耐性を高めるケルセチンの機能

Integrated metabolomic and transcriptomic analyses unravel the function of quercetin in enhancing grape resistance to anthracnose

要旨:
果実の熟成期にケルセチンを葉面散布したブドウは、果実の収穫後における炭疽病耐性を強化した。トランスクリプトーム解析の結果、1733種の発現変動遺伝子が明らかになり、主にフラボノイドの生合成・ホルモンシグナル伝達・グルタチオン代謝に関連する経路に豊富に存在した。メタボロミクス解析は84種の代謝物を明らかにし、主にフラボノイドとフェノールであった。よって、ケルセチンの役割が2つに集約された。1) フェニルプロパノイドとフラボノイドの生合成経路を活性化して、炭疽病耐性代謝物の蓄積を高める。2) グルタチオンを介した解毒。