ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

口腔扁平上皮癌にてケルセチンは、上皮間葉転換を介して癌細胞の生存と転移能を阻害する

Quercetin Inhibits Cell Survival and Metastatic Ability via the EMT-Mediated Pathway in Oral Squamous Cell Carcinoma

要旨:
ケルセチンは、口腔扁平上皮癌細胞株の細胞周期におけるG2/M過程を阻害して、生存率を下げた。しかし、正常細胞(HaCaT・nHOK)の生存率には影響を与えない、選択毒性も示した。上皮間葉転換を介して細胞遊走を抑制する、ケルセチンの働きも、新たに見出した。