糖尿病性腎症の動物モデルにて、腎機能・酸化ストレス・線維化へ及ぼすルチンの影響: システマティックレビューとメタ解析
Effects of rutin on renal function, oxidative stress and fibrosis in animal models of diabetic nephropathy: a systematic review and meta-analysis
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2026
- 17
- 1771010
- DOI:
- 10.3389/fphar.2026.1771010
- 要旨:
- 糖尿病性腎症のモデル動物にてルチンを投与した影響を報告した論文13件を対象にシステマティックレビューを行い、動物318匹分のデータをメタ解析した。ルチンは血中のクレアチニン(標準化平均値差(SMD): -2.11, 95%CI: -2.58, -1.64, P<0.001)と尿素窒素(SMD: -2.19, 95%CI: -2.69, -1.68, P<0.001)および尿中の蛋白質(SMD: -5.47, 95%CI: -6.87, -4.07, P<0.001)を顕著に低減して、腎機能を改善した。ルチンによる血糖値の低下も認めた(SMD: -3.13, 95%CI: -3.86, -2.39, P<0.001)。ルチンはマロンジアルデヒド(SMD: -2.12, 95%CI: -2.83, -1.41, P<0.05)を減少し、SOD(SMD: 1.30, 95%CI: 0.51, 2.10, P<0.05)を増大して、酸化ストレスを軽減した。ルチンはまた、線維化の指標であるTGF-β(SMD: -3.60, 95%CI: -5.30, -1.90, P<0.001)を顕著に減少した。