ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

老化細胞除去剤ダサチニブとケルセチンとの組合せは、黒色腫の前臨床モデルにて、細胞老化を誘発する放射線療法による抗腫瘍効果を増強する

Senolytic Cocktail Dasatinib Plus Quercetin Enhances the Antitumor Effect of Senescence-Inducing Radiotherapy in a Preclinical Model of Melanoma

著作名:
K. He
H.B. Barsoumian
L. Yang
D. Sezen
M.D. Wasley
F. Masrorpour
M.A. Cortez
J.W. Welsh
出典:
International Journal of Radiation Oncology - Biology - Physics
2021
111
S57
DOI:
10.1016/j.ijrobp.2021.07.146
キーワード:
悪性黒色腫
マウス
老化細胞除去剤
ダサチニブ
ケルセチン
放射線
動物実験
要旨:
悪性黒色腫細胞B16F10を移植したマウスを用いて、老化細胞除去剤(ダサチニブとケルセチンの組合せ)と放射線照射との併用治療の効果を検証した。マウスに10 Gyの放射線を照射し、1日後(初期)もしくは7日後(後期)から組合せを投与した。後期群は、単独治療群や対照と比較して、腫瘍体積が減少し、生存期間を延長した。反対に、初期群には効果を認めなかった。