ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

新規トランスクリプトーム解析および組織特異的な遺伝子発現解析による、紫大麦(Hordeum vulgare)中のケルセチン含量のメカニズム

De novo transcriptome and tissue-specific gene expression analysis in three types of barley following exploring the mechanism of quercetin content in purple barley (Hordeum vulgare)

要旨:
ケルセチンを含む大麦(Hordeum vulgare)の品種は紫大麦であり、黒大麦や黄大麦には含まれていない。この違いを解明すべく、トランスクリプトーム解析を系統的に実施した。4,540種の発現変動遺伝子が明らかになり、紫大麦に関する分をパスウェイ解析したところ、フラボノイド生合成経路が濃縮された。主要なケルセチン生合成遺伝子であるF3ʹH・F3ʹ5ʹH・FLS1・FLS2の発現は、登熟期よりも穀粒成熟期が高く、ケルセチン含量の増加を示唆した。