ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性腎症にてケルセチン-4’-O-グルコシドは、SIRT5が仲介するTFR1の脱コハク酸化によりフェロトーシスを阻害する

Quercetin-4’-O-β-D-glucopyranoside inhibits ferroptosis though SIRT5-mediated desuccinylation of TFR1 in diabetic nephropathy

要旨:
Vitro: マウス由来糸球体上皮細胞MPC5を高濃度のグルコースで刺激して、糖尿病性腎症の細胞モデルとした。ケルセチン-4’-O-グルコシドの投与はSIRT5の発現を上方調節して、TFR1の626リジン残基における脱コハク酸化を促進した。その結果、TFR1の安定性が減少してMPC5のフェロトーシスを阻害した。SIRT5のノックダウンはフェロトーシスを悪化し、コハク酸化されたTFR1を増加した。Vivo: 糖尿病性腎症のモデルマウスにケルセチン-4’-O-グルコシドを投与すると、酸化ストレスとフェロトーシスを軽減して、腎損傷を改善した。