ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン・イソラムネチン・イソラムネチン-3-O-グルクロン酸抱合体で異なる、ヒト由来乳癌細胞株MCF-7の増殖阻害効果

Differential Effects of Quercetin and Two of Its Derivatives, Isorhamnetin and Isorhamnetin-3-glucuronide, in Inhibiting the Proliferation of Human Breast-Cancer MCF-7 Cells

著作名:
Qiu Wu
Paul A. Kroon
Hongjun Shao
Paul W. Needs
Xingbin Yang
出典:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
2018
66
7181–7189
DOI:
10.1021/acs.jafc.8b02420
キーワード:
乳癌
MCF-7
ケルセチン
イソラムネチン
イソラムネチン-3-O-グルクロン酸抱合体
アポトーシス
要旨:
ヒト由来乳癌細胞株MCF-7の増殖阻害作用を比較したところ、ケルセチン > イソラムネチン > イソラムネチン-3-O-グルクロン酸抱合体の順序であった。3種それぞれを100 μMの濃度でMCF-7の作用させた際の、細胞周期の初期にアポトーシスが起きた割合は、ケルセチンで70.8%、イソラムネチンで68.9%、イソラムネチン-3-O-グルクロン酸抱合体で49.8%となった。