ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは非小細胞肺癌(NSCLC)にて、シスプラチンおよびカルボプラチンの抗癌活性とアポトーシス誘導を相乗的に増強する

Isorhamnetin flavonoid synergistically enhances the anticancer activity and apoptosis induction by cisplatin and carboplatin in non-small cell lung carcinoma (NSCLC)

要旨:
非小細胞肺癌細胞株A549を用いて、イソラムネチンと既存薬との組合せを評価した。シスプラチンもしくはカルボプラチンの単独処置時と比べて、イソラムネチンを組合せた際が顕著に細胞の成長を阻害し、アポトーシスを促進し、細胞のG2/M周期を停止した。ミトコンドリア膜電位の変化・カスパーゼ類の活性化・ポリADPリボースポリメラーゼの活性化にも、同様の傾向が見られた。