ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルシトリンはWnt /β-カテニンシグナル伝達を標的として、in vitroで結腸癌細胞の生長を抑制する

Isoquercitrin Suppresses Colon Cancer Cell Growth in Vitro by Targeting the Wnt/β-Catenin Signaling Pathway

要旨:
イソケルシトリンは、結腸癌細胞株SW480・DLD-1・HCT116に毒性を示したが、大腸の正常細胞IEC-18には無毒であった。カエルの胚を用いた実験により、イソケルシトリンがWnt/β-カテニンシグナル伝達を阻害することを確認したが、同様のメカニズムで癌細胞への選択的毒性が発現した。