クワの果実から得た抗糖尿病性フラボノイドが、脂肪細胞3T3-L1にて、AktおよびAMP活性化プロテインキナーゼを活性化して、インスリンの刺激性下でグルコースの取込みを促進する
Antidiabetic Flavonoids from Fruits of Morus alba Promoting Insulin-Stimulated Glucose Uptake via Akt and AMP-Activated Protein Kinase Activation in 3T3-L1 Adipocytes
- 出典:
- Pharmaceutics
- 2021
- 13
- 526
- DOI:
- 10.3390/pharmaceutics13040526
- 要旨:
- 桑の果実から、ルチンとイソケルシトリンを単離した。両者とも、脂肪細胞3T3-L1に作用させると、細胞へのグルコースの取込みを促進した。その際、Aktが媒介するインスリンシグナル伝達経路とAMPKの活性化を認めた。桑の果が糖尿病治療に有効である可能性を示唆した結果である。