ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイド・ケルセチンに関する論文、薬理作用、総説、動物実験データ、臨床試験結果などをまとめたデータベースです。
フラボノイド・ケルセチンの他ルチン・イソラムネチンの論文もございます。研究活動にお役立てください。

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6件中 1-6件を表示

ケルセチンは、活性酸素種によるPI3K/AKTシグナル伝達経路を介する炎症とアポトーシスを抑制して、高フルクトース摂取が誘発したアテローム性動脈硬化症を軽減する

Quercetin attenuates high fructose feeding-induced atherosclerosis by suppressing inflammation and apoptosis via ROS-regulated PI3K/AKT signaling pathway

著作名:
Xue-Li Lu
Cui-Hua Zhao
Xin-Liang Yao
Han Zhang
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2017
85
658-671
DOI:
10.1016/j.biopha.2016.11.077
要旨:
高フルクトース食で惹起したアテローム性動脈硬化症のモデルマウスに、ケルセチンを投与した。その結果、アテローム性動脈硬化症のプラークが縮小して、症状を軽減した。同時に、活性酸素種の低減・カスパーゼ-3活性の低下・炎症性サ...

ケルセチンはリソソーム機能とオートファジーフラックスを回復して、パルミチン酸が誘発したアポトーシスから膵β細胞を保護する

Quercetin protects against palmitate-induced pancreatic β-cell apoptosis by restoring lysosomal function and autophagic flux

著作名:
Hao Liu
Wenling Zhou
Lan Guo
Heng Zhang
Lingling Guan
Xu Yan
Yuanyuan Zhai
Yuan Qiao
Zai Wang
Junhua Zhao
Kangbo Lyu
Ping Li
Haitao Wang
Liang Peng
出典:
The Journal of Nutritional Biochemistry
2022
107
109060
DOI:
10.1016/j.jnutbio.2022.109060
要旨:
パルミチン酸で刺激した膵β細胞のアポトーシスは、ケルセチンが低減した。しかし、ケルセチンの保護作用は、オートファジーの阻害もしくはオートファジーの主要遺伝子のサイレンシングで停止した。一方パルミチン酸は、オートファゴソ...

ネットワーク薬理学とバイオインフォマティクス解析に基づく、ケルセチンの早産予防効果

The Preventive Effects of Quercetin on Preterm Birth Based on Network Pharmacology and Bioinformatics

著作名:
Jiejie Zhang
Qiaozhen Peng
Yaping Deng
Manling Sun
Yanhua Zhao
Weishe Zhang
出典:
Reproductive Sciences
2022
29
193–202
DOI:
10.1007/s43032-021-00674-4
要旨:
この論文の筆者らは、リポ多糖が惹起する早産をケルセチンが予防するデータを発表しているが、そのメカニズムをバイオインフォマティクス解析した。その結果、早産予防に関係しそうな、ケルセチンの標的候補105個を得た。主な標的は、...

ケルセチンはアディポネクチンのシグナル伝達を介して、骨格筋線維タイプの切替を調節する

Quercetin regulates skeletal muscle fiber type switching via adiponectin signaling

著作名:
Xiaoling Chen
Dahui Liang
Zhiqing Huang
Gang Jia
Hua Zhao
Guangmang Liu
出典:
Food & Function
2021
12
2693-2702
DOI:
10.1039/D1FO00031D
要旨:
マウスにケルセチンを投与すると、骨格筋線維に関連する遺伝子の発現が増大した。その一方でケルセチンは、乳酸脱水素酵素を不活性化し、ミオシンを低減した。一連のケルセチンの働きは、アディポネクチン阻害剤が遮断したため、アデ...

ケルセチンはmiR-197/IGFBP5カスケードを介して、髄膜腫細胞のアポトーシスを誘導する

Quercetin induces apoptosis in meningioma cells through the miR-197/IGFBP5 cascade

著作名:
Shun-an Hu
Jin Cheng
Wo-hua Zhao
Hong-yang Zhao
出典:
Environmental Toxicology and Pharmacology
2020
80
103439
DOI:
10.1016/j.etap.2020.103439
要旨:
ケルセチンは濃度依存的に、髄膜腫細胞HBL-52の生存率と増殖を減少させ、アポトーシスを増大させた。ケルセチンはまた、Bcl-2の発現とm-RNA miR-197を抑制し、Baxの発現とm-RNA IGFBP5を増大させた。従って、miR-197/IGFBP5シグナル伝...

筋肉機能と抗酸化能の強化を基盤とする、ケルセチンの抗疲労効果

Anti-fatigue effect of quercetin on enhancing muscle function and antioxidant capacity

著作名:
Xiaoling Chen
Dahui Liang
Zhiqing Huang
Gang Jia
Hua Zhao
Guangmang Liu
出典:
Journal of Food Biochemistry
2021
45
e13968
DOI:
10.1111/jfbc.13968
要旨:
ケルセチンの抗疲労効果を、マウスを用いて検証した。ケルセチンを6週間投与したマウスと、投与しないマウスとをそれぞれ泳がせたところ、投与群の方が早い所要時間であった。投与群は非投与群と比べて、血中の乳酸、窒素、乳酸脱水素...